顔と調和がとれる眼鏡の選び方として、いちばん簡単な方法をご紹介いたします。まず気に入った眼鏡をかけて、鏡をじっくり見てください。フレームの上のラインと眉毛が平行なカーブを描き、フレームの下のラインと顔の下部分の輪郭の線が合っていれば、その眼鏡はあなたの顔にしっくり馴染むものだといえるでしょう。つまり、眉が直線的で輪郭が四角い顔立ちの方なら、四角い形のフレームが似合うことになります。眉が曲線的で面長の方なら、オーバル型といわれる横長の丸いものがしつくりきます。また面長の場合、縦に幅がある程度はあった方が、バランスがよくなります。丸顔の方の場合には、面長の方とは逆に縦幅はあまりなく、フレームの上部に色やデザインで特徴があり、下のカーブが柔らかい曲線になっているものがお薦めです。上部にポイントがあることで、お顔の長さを演出してすっきり見せます。眼鏡によって個性を演出する場合は、眼鏡そのもののイメージをメインに選びましょう。あなたが、どんな「外見」になりたいのか、目指すイメージを考えて眼鏡のデザインを選んでみてください。スタンダードなデザインを中心にイラストにしてみましたが、フレームの微妙な形の差で、その人の印象は大きく変わってきます。
冬に、もっとフォーマルに落ち着いた雰囲気にしたいなら、コートとスカートのセットかもしれない。ベルベットのコートとスカート、ダブルシルクのコートとスカート、贅沢で大人だけが着られる着こなし、ジャケットスーツよりも個性的だし、いいなあ、と思いながら私は持っていない。ぴったりと好みに合ったものを探せていない、ということもあるし、やはり贅沢なひとそろい。金額的なことではなく、気持ちの贅沢品かもしれない。寒い外を歩くときは、軽くて大きめのコートかマントを重ねる。マントはいいかもしれない。もうこれ以上服を増やしたくない、とクローゼットの過密を横目で見ながら、気持ちに反してコートとスカートのセット、マントなどがあれば、と。おしゃれすることが好きならば、やはりわくわく動く心を止められない。
上着の前身頃についているボタン。夜会の第一級の正礼装、燕尾服はボタンを留ることはない。というよりむしろ、前を合わせて着るような作りにはなっていない。それなのに、両前身頃に左右二列ずつ、飾りボタンがついているのである。このようなボタンは高い位置で締め付けた上着すなわち、カントリーでジェントルマンが着た乗馬服や狩猟服への敬意を捧げたものである。ゲインズボロの有名な絵、「アンドリュース夫妻」に描かれる夫が着る狩猟服は、デザインは若干ちがうが、両身頃を、胸から首にかけて締めても開いてもオーケー、というこのタイプの服である。今日のダブルの上着にはウェストを締めるボタンの上にドレスーボタンがついているが、これもこのタイプの服の名残ボタンとみなすことができる。また、茲一尾服ばかりでなく、モーニング・コートにも腰の裏あたりにボタンがついているが、これは、乗馬服の伝統にオマージュを捧げたもの。上着の裾を乗馬しやすいように裏でボタン留めした時代の服への敬意のしるしである。
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